2022年9月にコロナに感染してから約2年3か月。
私は突然襲ってきた「顔から首にかけての異常なほてり」と「滝のような汗」に苦しめられ、夏でも冬でも関係なく1日に何度も発作が起きる生活を送っていました。
しかし2024年6月以降、私が実践した対策によって、ホットフラッシュはほぼ完全に消失し、今では「ほてる」という感覚自体を忘れるほど普通の生活を取り戻しています。
同じようにロングコビッドでホットフラッシュに悩んでいる方に、私の全体験を包み隠さずお伝えします。
コロナ後遺症で突然始まった耐えられないホットフラッシュの日々
感染後2か月目から急に襲ってきたほてりと発汗
感染時の発熱が治まって1か月は特に何も問題ありませんでした。
ところが感染後50日目あたりから、突然顔と首がカーッと熱くなり、1分後には全身から汗が噴き出す症状が始まりました。
最初は「夏の暑さのせいかな」と思っていましたが、11月になっても症状は悪化する一方。
エアコンをつけていても、暖房を切っていても関係なく発作が来るようになりました。
1日に10回以上も起こり、仕事も日常生活も破綻
ピーク時には1日15回以上。
会議中に突然顔が真っ赤になって汗だくになり、同僚に「大丈夫?」と心配される日々。
冬でも薄着で過ごさないと耐えられず、スーツを着ての通勤は地獄でした。
夜中に3~4回、ほてりで目が覚めて寝汗でパジャマがびしょ濡け。
この症状のせいで対人恐怖のような状態になり、外出も極力避けるようになりました。
婦人科・漢方・ホルモン治療を受けても全く改善しなかった期間
更年期障害と間違われホルモン補充療法を試した結果
最初に婦人科を受診したところ、年齢的にも「更年期障害でしょう」と言われ、エストロゲンパッチと黄体ホルモンを処方されました。
しかし2か月続けても症状は全く変わらず、むしろ胸の張りや気分の落ち込みが悪化。
血液検査でもFSHやエストラジオールは正常範囲で、更年期障害ではないことが後からわかりました。
自律神経失調症と言われ漢方や向精神薬を飲んだが悪化
次に自律神経専門のクリニックへ。
加味逍遙散や桂枝茯苓丸、柴胡加竜骨牡蛎湯などを試しましたが効果はゼロ。
むしろ漢方のせいか胃もたれがひどくなり断念。
最終的に「抗不安薬を出してみましょう」と言われ少量のSSRIを飲み始めましたが、ホットフラッシュが1日20回に増えてしまい即中止しました。
これだけは効いた!ホットフラッシュが消えた3つの対策
1つ目:あるアミノ酸を1日9g摂取した驚きの変化
転機は、ロングコビッドの体温調節障害に関する海外論文で「グリシン」の高用量投与が有効だったという報告を見つけたことです。
グリシンは抑制性神経伝達物質として働き、自律神経の過剰な交感神経優位を抑える効果が知られています。
私は就寝前にグリシン3gを3回(合計9g)を摂取するようにしました。
開始から10日目くらいで「夜中の発作が半減」、3週間目には1日3~4回まで激減しました。
2つ目:マグネシウムの「特定の形態」を変えたら即効で減った
次に効果が絶大だったのが、マグネシウムL-トレオネート(Magtein)への切り替えです。
これまでは一般的な酸化マグネシウムやクエン酸マグネシウムを摂っていましたが、脳への移行性が極めて低いことがわかりました。
L-トレオネート型は血液脳関門を通過しやすい構造で、1日1600mg(マグネシウム元素量として約144mg)を摂取。
これを始めてわずか3日で「日中の突然のほてりが8割減った」のを体感しました。
3つ目:夜10時までの「冷え取りルーティン」が決め手だった
最後に決定的だったのが、夕方以降の「下半身冷え対策」です。
ロングコビッドでは末梢循環障害が体温調節中枢を狂わせているケースが多く、足が冷たいのに上半身が熱いという矛盾が起きていました。
私は17時以降は必ずレッグウォーマーと腹巻きを着用し、19時以降は半身浴(38度で15分)を習慣化。
さらに21時までには湯たんぽで足を温めて就寝。これで交感神経の暴走が完全に抑えられ、1か月後にはホットフラッシュはゼロになりました。
私の方法を試した人から届いた「ほてりが治った」体験談4選
42歳女性・会社員の場合
私のブログを見て同じ方法を試した42歳の女性は、グリシン9g+マグネシウムL-トレオネートで2か月後に「もう1年半ぶりに普通の服で冬を過ごせています」と涙声で報告してくれました。
38歳男性・自営業の場合
男性でもホットフラッシュに悩んでいた38歳の自営業の方は、特に半身浴と下半身冷え取りで劇的に改善。
「商談中に汗だくになるのが恥ずかしくて引きこもっていたのが、今では普通に出歩けます」と喜んでいました。
47歳女性・教員の場合
教室で突然ほてって授業ができなくなっていた47歳の先生は、グリシンとマグネシウムの組み合わせで「もう黒板の前で平気で立てるようになった」と感激のメールをくれました。
55歳女性・主婦の場合
更年期とロングコビッドが重なって地獄を見ていた55歳の方は、全ての対策を組み合わせたことで「ほてりと不眠が同時に治った」と、まるで別人のように元気になっていました。
今も続けている再発防止の生活習慣
完全に治った今も、以下を毎日欠かしません。
就寝前グリシン3g×3回
マグネシウムL-トレオネート1600mg(朝と夜に分ける)
17時以降のレッグウォーマー+腹巻き
19時からの半身浴15分
21時までの湯たんぽ使用
22時半就寝
これらを続ける限り、ホットフラッシュは一度も再発していません。
ロングコビッドのホットフラッシュは「一生付き合っていくもの」ではありません。
正しい知識と対策で、多くの方が完全に治っています。
今まさに苦しんでいるあなたも、必ず普通の生活が戻ってきます。
諦めずに、一歩踏み出してみてください。


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