新型コロナから回復したあと ふらついてまっすぐ歩けない 立ち上がるとめまいがする フラフラして転びそうになる という症状に悩む人が増えています。[1][2][4]
これらはロングコビッドの一つとして報告されており 日常生活や仕事に大きな支障をきたし 外出すら困難になるケースもあります。[1]
この記事では コロナ 後遺症 ふらつき フラフラするに苦しみながらも 鍼灸や点滴治療 セルフケアで改善していった体験談と 主な治療法 成分 サプリメントの考え方をまとめます。[5][1][4]
コロナ 後遺症 ふらつき フラフラする ロングコビッドとは
ロングコビッドで報告されるふらつき めまい 立ちくらみの症状
ロングコビッドでは 倦怠感とともに めまい ふらつき 立ちくらみが長く続くことがあります。[1][4][5]
具体的には 立ち上がった瞬間にクラクラする 歩いているとフラフラして壁に手をつかないと歩けない 目がぐるぐる回るようなめまいがする などの症状が報告されています。[3][7][1]
耳鼻科で診察を受ける人も多く 咳 頭痛 のどの痛み 味覚嗅覚障害とともに めまいや立ちくらみが頻繁に見られます。[2][5]
多くの場合は数週間で治りますが 一部の人では数カ月から一年以上続くこともあります。[5]
なぜコロナ後にふらついてまっすぐ歩けなくなるのか
コロナ後のふらつきやめまいの原因は 複数の要因が複合的に関わっていると考えられています。[8][4]
一つは 自律神経の乱れです。[8]
起立性調節障害（POTS）のような状態になり 立ち上がると血圧が下がり 脳への血流が不足してめまいやふらつきが起こります。[4][8]
もう一つは 内耳や前庭神経への影響です。[2]
コロナウイルスが内耳に炎症を引き起こし バランス感覚をつかさどる機能が低下することで めまいやふらつきが生じます。[2]
さらに 慢性的な炎症 血液の微小な凝固 酸化ストレスなどが全身に影響し 脳や神経の働きを低下させることも関与していると考えられています。[4]
コロナ 後遺症 ふらつきが改善するまでの体験談
体験談1 鍼灸治療で立ち上がれるようになったケース
一人目は寝たきり状態から回復した方の体験談です。[1]
コロナ感染後 極度のだるさとめまい ふらつきで 電車に乗ることも困難な状態が続きました。[1]
医師からは「コロナ後遺症は西洋医学だけでは治らない」と言われ 鍼灸院での治療を試してみることにしました。[1]
最初は「電車なんか乗れるのか」という状態でしたが どうにかしたい一心で 家族に連れて行ってもらい 鍼灸治療を受けました。[1]
一回の治療で めまいなく立ち上がれる 歩ける しびれなし という劇的な変化がありました。[1]
この治療から回復が加速し 手足のしびれも減り 脳のもやも今はほぼ感じないレベルにまで改善しました。[1]
鍼灸師からは 横隔膜を使うことも大事と言われ お笑い動画を見て笑いまくることも実践したそうです。[1]
体験談2 めまいと倦怠感で仕事を休職したケース
二人目は50代女性。コロナ感染後 極度の疲労感 頭が重い めまい 睡眠が浅く頻繁に目覚める という症状が続きました。[4]
日中は頭がボーッとして思考がまとまらず 仕事ができない状態になりました。[4]
コロナ後遺症外来を掲げている病院を四件回り 漢方内服 Bスポット療法 グルタチオン・高濃度ビタミンC点滴を受けましたが 症状改善は得られませんでした。[4]
発症から三カ月目で 別のクリニックを受診し 抗酸化栄養素の点滴治療を開始しました。[4]
最初の二回は 点滴翌日から倦怠感やめまいが著明に改善しましたが 二〜三日でぶり返し 効果が長続きしませんでした。[4]
そこで 幹細胞上清液の点滴に変更したところ 点滴同日から怠さが半減し 五日間効果が持続しました。[4]
三回目の幹細胞液点滴後には めまいも当初の一〜二割程度にまで消失し ほぼ発症前の生活に戻ることができました。[4]
体験談3 耳鼻科での治療で数週間で改善したケース
三人目は 耳鼻科で治療を受け 比較的早期に改善した方のケースです。[5]
コロナ感染後 めまいと立ちくらみが続き まっすぐ歩けない状態になりました。[7][5]
耳鼻科を受診し 内耳の機能検査と血液検査を行ったところ 明らかな器質的異常はなく コロナ後遺症によるめまいと診断されました。[5]
Bスポット療法（上咽頭擦過療法）と漢方薬（苓桂朮甘湯など）の治療を開始しました。[5]
治療開始後 一週間ほどでめまいの頻度が減り 二週間後には立ちくらみもかなり軽減しました。[5]
一カ月ほどで ほぼ日常生活に支障がないレベルまで回復し 医師からは「後遺症で悩む人のほとんどは治療すれば早期に治せる」と説明されたそうです。[5]
耳鼻科・内科で受けた診断と主な治療法
ふらつき めまいの検査と診断の流れ
コロナ後にふらつきやめまいが続く場合 まず耳鼻科や内科で 内耳機能検査 血圧測定 起立試験 血液検査などを行います。[2][5]
メニエール病 良性発作性頭位めまい症 突発性難聴など 他のめまい疾患との鑑別を行い 明らかな器質的異常がない場合に コロナ後遺症によるものと診断されます。[2][5]
起立性頻脈症候群（POTS）の可能性がある場合は 横になった状態と立った状態での心拍数と血圧の変化を測定します。[8]
自律神経の検査や 必要に応じて脳のMRIなども行われることがあります。[4]
Bスポット療法 漢方薬 点滴療法などのアプローチ
治療法は 症状の重さや原因によって異なります。[5][4]
Bスポット療法（上咽頭擦過療法）は 上咽頭の慢性炎症を改善し 自律神経や全身の症状を整える効果が期待されます。[5][4]
漢方薬では めまいに対して苓桂朮甘湯 半夏白朮天麻湯 五苓散などが用いられることがあります。[5]
倦怠感を伴う場合は 補中益気湯なども併用されます。[5]
点滴療法としては グルタチオン点滴 高濃度ビタミンC点滴 抗酸化ミネラル点滴などが使われ 一部の施設では幹細胞上清液点滴も行われています。[4]
幹細胞液は 抗炎症性サイトカインを含み 慢性炎症状態を抑制し 免疫バランスを取り戻す効果が期待されます。[4]
自宅で続けたセルフケアと生活習慣の工夫
ペーシング ゆっくり動く 無理をしない工夫
ふらつきやめまいがある状態では 無理に動くと症状が悪化したり 転倒のリスクが高まります。[8][1]
ペーシングという考え方が重要で 「できるからやる」のではなく 「明日も含めて無理のない範囲でやる」を基準にします。[1]
立ち上がるときは ゆっくり時間をかけて 途中で座り直すことも検討します。
歩くときは 壁や手すりに手をかけられる場所を選び 転倒防止の工夫をします。[7]
水分補給 塩分 姿勢を変える時の注意点
起立性の症状がある場合 水分と塩分を十分に摂ることが推奨されます。[8]
脱水状態は血圧低下を招き めまいやふらつきを悪化させるためです。
朝起きるときは いきなり立ち上がらず ベッドの上で数分座ってから ゆっくり立ち上がります。
長時間同じ姿勢を続けない こまめに体勢を変える といった工夫も大切です。
ロングコビッドのふらつきに関連して語られる成分とサプリメント
BCAA ビタミンB群 鉄分などエネルギーと神経を支える成分
BCAA（分岐鎖アミノ酸）は 筋肉のエネルギー源となり 脳の靄が少し晴れていく感じや疲労感が減る効果があったという体験談があります。[1]
少しの散歩で息切れしてしまう期間も BCAAのおかげで回復が早くなったと報告されています。[1]
ビタミンB群は 神経の働きとエネルギー代謝に関わり 疲労感やふらつきの軽減をサポートします。
鉄分は 不足すると立ちくらみやめまいの原因になるため 血液検査で不足が分かった場合は補充が推奨されます。
抗酸化栄養素 グルタチオン 幹細胞液などの位置づけ
抗酸化栄養素（ビタミンC ビタミンE セレンなど）は 活性酸素を中和し 細胞のダメージを軽減する働きがあります。[4]
点滴で補うことで 一時的に症状が改善する人もいますが 効果の持続には個人差があります。[4]
グルタチオンは 体内の抗酸化システムの中心的役割を担い 解毒作用もあります。[4]
点滴療法として用いられますが すべての人に効果があるわけではありません。[4]
幹細胞上清液は 再生医療の分野で注目され 複数の抗炎症性サイトカインを含むため コロナ後遺症の本質的な治療である可能性が指摘されています。[4]
ただし 自由診療で高額であり すべての施設で受けられるわけではありません。[4]
不安との付き合い方と ロングコビッドlongcovidからの回復を目指すうえで大切なこと
外出や移動への不安と転倒リスクへの対策
ふらつきやめまいがあると 外出が怖くなり 引きこもりがちになります。[7][1]
転倒のリスクもあるため 無理をしないことが大切ですが 完全に動かないのも筋力低下を招きます。[1]
外出時は 家族や友人に付き添ってもらう 杖を使う タクシーを利用するなど 安全を確保する工夫をします。[1]
「大丈夫そう」と思えるタイミングや 車での移動を選ぶことも検討します。[1]
長期戦を乗り切るための心構えと笑いの力
コロナ後遺症のふらつきやめまいは 数週間で治る人もいれば 数カ月から一年以上かかる人もいます。[5]
「すぐに治らない」ことに焦りや不安を感じやすいですが 小さな改善を見逃さず 少しずつ前進していることを確認することが大切です。[1][4]
体験談では お笑い動画を見て笑いまくることで 横隔膜を使い 回復に役立ったという報告があります。[1]
笑うことは 自律神経を整え 免疫機能を高める効果があるとされ 心の健康にも良い影響を与えます。[1]
まとめ コロナ 後遺症 ふらつき フラフラすると向き合いながら改善していくために
コロナ 後遺症 ふらつき フラフラする ロングコビッドlongcovidは 自律神経の乱れ 内耳への影響 慢性炎症などが複合的に関わって起こります。[2][8][1][4]
耳鼻科や内科での適切な診断と Bスポット療法 漢方薬 点滴療法などの治療 鍼灸治療を組み合わせることで 多くの人が少しずつ改善しています。[5][1][4]
ペーシング ゆっくりとした動作 水分と塩分の補給 BCAAやビタミンB群の摂取といったセルフケアも重要です。[8][1]
焦らず 笑いや楽しみを忘れずに 医療機関と連携しながら 自分のペースでロングコビッドlongcovidからの回復を目指していきましょう。
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